当社の所属する日本漏水調査システム協会(徳島市)が徳島市内に漏水調査技術者の育成を目的として漏水調査技術研修施設を開設いたしました。
日本の水道は高度成長期時代に布設した水道管の老朽化により維持管理が重要となっており、一方で民間企業、水道事業者ともにベテラン技術者の大量退職などにより水道技術の継承、育成などが喫緊の課題となっております。
特に漏水調査は地上からの発見が困難な地下に埋設された水道管からの漏水を探知するために、様々な電子機器や探査技術が必要となり、この様な機器の取扱や技術の習熟には長い経験が必要です。
今回開設した施設では実際の現場でしか経験できない漏水を擬似的に発生させて漏水特定の為の技術を習得することができます。
当施設は日本の民間企業、水道事業者の技術者の育成だけではなく、開発途上国の水道事業における無収水対策などの課題解決の為の技術協力にも取り組んでいきます。
《施設概要》
○運営:日本漏水調査システム協会
○場所:徳島市川内町平石若宮8番7
○総面積:トレーニングフィールド858㎥ 研修室30㎥(20名の研修が可能)
○配管:HIVP、SGP、SUS、PP・LPのφ13~75mm
○その他設備:消火栓、仕切弁、水道メーター、水管橋
○工法:漏水探知機による路面音聴、音聴棒、超音波流量測定、水圧測定、相関式漏水調査、監視型漏水調査、トレーサー式漏水調査、不断水管内カメラ調査など
○連絡:日本漏水調査システム協会 TEL 088-632-7525 FAX 088-632-1854