水道管内カメラ調査を実施いたしました。

給水管内視鏡カメラ調査状況
調査状況
給水管内視鏡カメラ調査 管内状況
管内状況

今回の管内カメラ調査は給水時に濁水が発生するために施設内の給水管の内面状態を確認いたしました。調査の結果、給水時の濁水は配管の施工時の問題による鉄錆の可能性がありました。

NH-40
不断水内視鏡装置 ルミナス(NH-40)

《水道管内不断水カメラ調査とは》

当社の水道管内不断水カメラ調査は既設の消火栓やサドル分水栓から不断水で、カメラを挿入します。この装置を用いることで、断水を行わずに、管路内の状態、濁質の発生、内面腐食状況などがリアルタイムの映像で調査できます。通常の通水状態で調査が可能であるために様々な状況で活用可能です

○水道管路内の濁質原因調査
○管体・異形管の内面状況把握
○消火栓等のT字管縦管部の腐食状況調査
○仕切弁開閉状況の確認
○工事施工後の検査 等々

《水道管内不断水カメラ調査の特徴》

本調査は大口径管の調査が可能であり、既存の地下式消火栓や空気弁下のボール式補修弁を介してカメラを挿入するので工事が不要です。

◎不断水で圧力下の管路内の状況が確認可能(耐水圧1.0Mpa)

◎広範囲の口径の管路調査が可能(対象口径Φ75~800㎜)

◎既存の地下式消火栓や空気弁下のボール式補修弁を介してカメラを挿入するので工事不要(要補修弁径Φ75㎜以上)

◎ボール式補修弁がない場合、サドル分水栓(Φ50㎜コア無)を取り付ければ調査可能

◎上流・下流側それぞれ約35mの調査が可能(現場・管内状況等により変動有)

 

徳島市内で漏水調査技術研修施設を開設しました。

 

漏水調査研修
漏水調査実技研修風景《機器説明》
漏水調査研修
漏水調査実技研修風景《音聴棒》

当社の所属する日本漏水調査システム協会(徳島市)が徳島市内に漏水調査技術者の育成を目的として漏水調査技術研修施設を開設いたしました。

日本の水道は高度成長期時代に布設した水道管の老朽化により維持管理が重要となっており、一方で民間企業、水道事業者ともにベテラン技術者の大量退職などにより水道技術の継承、育成などが喫緊の課題となっております。

特に漏水調査は地上からの発見が困難な地下に埋設された水道管からの漏水を探知するために、様々な電子機器や探査技術が必要となり、この様な機器の取扱や技術の習熟には長い経験が必要です。

今回開設した施設では実際の現場でしか経験できない漏水を擬似的に発生させて漏水特定の為の技術を習得することができます。

当施設は日本の民間企業、水道事業者の技術者の育成だけではなく、開発途上国の水道事業における無収水対策などの課題解決の為の技術協力にも取り組んでいきます。

 


漏水調査技術研修施設
トレーニングフィールド
漏水調査技術研修施設
研修室
漏水調査技術研修施設 配置図
漏水調査技術研修施設 配置図

《施設概要》

○運営:日本漏水調査システム協会
○場所:徳島市川内町平石若宮8番7
○総面積:トレーニングフィールド858㎥ 研修室30㎥(20名の研修が可能)
○配管:HIVP、SGP、SUS、PP・LPのφ13~75mm
○その他設備:消火栓、仕切弁、水道メーター、水管橋
○工法:漏水探知機による路面音聴、音聴棒、超音波流量測定、水圧測定、相関式漏水調査、監視型漏水調査、トレーサー式漏水調査、不断水管内カメラ調査など
○連絡:日本漏水調査システム協会 TEL 088-632-7525 FAX 088-632-1854