水道管内不断水カメラ調査について

当社では、上水道管内の不断水カメラ調査を行っております。

導水管・送水管・配水管などの管内を、有圧状態・断水不要で確認できます。

 

不断水管内カメラ調査の活用例

◆不断水カメラ調査の概要

既存の地下式消火栓や空気弁の下に設置されているボール式補修弁(Φ75もしくはΦ100)からケーブルを押し込むことにより、管路内に内視鏡カメラを挿入します。

補修弁がない・取り出し出来ない等の問題がある場合は、サドル分水栓(Φ50)を新設し挿入することができます。

管内カメラ調査概略図

 不断水管内カメラ調査の特徴

 

◆カメラ調査手順(例)

1.ボール式補修弁を備えた消火栓

現状

2.補修弁を閉じ、消火栓を撤去します。

消火栓撤去

3.内視鏡カメラを挿入し、管内の映像を確認・記録します。

カメラ挿入

4.消火栓を元に戻し、補修弁を開けます。消火栓を少し開け、水が出ることを確認します。

消火栓復旧

 

◆調査実例

【平成28年度 徳島県内自治体】

施設内給水管の濁水原因特定のため5箇所を調査した結果、施工不良により発生した金属片の錆が堆積物として多く確認されたほか、内面シールコートの劣化(剥離や亀裂)も確認された。

 

錆の堆積物および内面の錆

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シールコートの亀裂および剥離

sealcoat

 

【平成28年度 愛媛県 I事業所】

塗膜片の原因特定のため水管橋内部2箇所を調査した結果、問題となるほどの錆・堆積物・内面防食・付着物等は確認されなかった。調査箇所を限定するために回収したサンプルを成分分析し、対象となる管路を改めて調査することを現在提案している(サンプルがナイロンであれば鋼管部分を、シールコートであればダクタイル管部分を、配水地の防水塗料であれば配水地内を確認する等)。

 

※評価基準について

カメラ調査後に行う管内状態の評価は(一社)全国水道管内カメラ調査協会に準ずる。
管内劣化状況は錆の状態(発生・成長状況)、内面付着物、内面防食塗膜状況、堆積物、浮遊物の5項目とする。

評価の詳細につきましては、下記のPDFファイルをダウンロードし、ご覧になってください。

管内カメラ調査による管内面評価について (pdf)

 

不断水バルブ工法について

当社は上水道施設の漏水調査や管内調査をしておりますが、水道管の漏水修繕や維持管理のバルブ操作でこのような水道事業体さまの悩みを聞きます。sgatecut

既設バルブが古くて操作できない

☑バルブがなくて断水区域が広くなる

☑漏水しているが修理の為のバルブがない

こんな時は当社へご依頼ください。水を止めずにバルブを設置、自社施工で緊急時にも迅速に対応します。

■EM不断水バルブ工法(エスゲート)

エスゲート特徴

○コンパクトなデザイン!

○優れた止水性能!

○繰り返しの開閉操作がスムーズ!

○切粉は管外へ強制排出!

■エスゲート(鋳鉄管/鋼管用)

従来の工法では「ホルソー」と呼ばれる円形の刃物を使用し、丸い限定的な形でしか管を穿孔できませんでしたが、「EM不断水工法」はエンドミルの刃物を点で動かして穿孔するため、自由な形と大きさで管を切り取ることが可能。

既設管を割丁字管で包み、EM穿孔機ごと回転させ、溝状穿孔した後、ソフトシール弁体を管内に挿入します。軽トルクで止水でき、規格弁の感覚で操作でき、周辺機器のコンパクト化と施工の安全性と経済性が実現しました。

○ダクタイル鋳鉄管(モルタルライニング/粉体塗装管)呼び径75~400・500mm

○鋼管 呼び径75~300mm

■エスゲートVP

塩ビ管専用の軽量・コンパクトな本体に作業用仕切弁を内蔵。周辺機器と作業工程が簡素化、スピーディに。専用のEM穿孔機によるエンドミル(EM)穿孔、ソフトシール弁体により、既設管路に負担を掛けない低トルク止水を実現。

○塩ビ管 呼び径75~150mm

■エスゲート映像・資料

 

詳細につきましては以下の資料をダウンロードし、ご覧になってください。

エスゲートカタログ  エスゲートVP

 

《株式会社水研 http://www.suiken.jpより一部転載》

上水道管特殊洗浄工法(SCOPE工法)について

■濁水(赤水、黒水など)でお困りではありませんか?

給水人口の減少などによる水道使用量の低下は管路内に滞留水を発生させ、管内に夾雑物を招き、やがては固着化して水質劣化を引き起こします。さらに、流速変化に応じて、夾雑物が給水管に流出して、濁水被害を及ぼす事故が最近多発しております。

濁水の原因は一般的に赤さび、マンガン付着物などですが、その他にシールコート片やスケール、砂・石のような堆積物が管内に滞留することがあります。
これらを除去することで本来の水質を回復し、さらには残留塩素の低減防御や出水不良の改善につながります。

■放水洗管の課題

現在の上水道の導・配水管で主に行われている、流速を利用した放水洗管は制約が少なく容易に作業ができますが以下の課題があります。

☑砂、小石等や管内面の付着物を取り残し、しばらくするとまた濁水が発生する。

☑洗管終了のタイミングを排水色や経験で確認している。

☑洗管後の管路内を確認できない

当社は安全に短時間に管路を洗浄する水道管内特殊洗浄(SCOPE工法)を提案しております。

■SCOPE工法とは

SCOPE工法とは既設の消火栓等を活用し、超圧縮性の特殊PCボールを管内に投入し、下流の消火栓等から回収してその間を洗管する非常に優れた洗管工法です。

○不断水内視鏡カメラを用いて洗管前後の管内の状況を確認

○管内面を物理的に洗浄することで堆積物・付着物を確実に除

 

SCOPE工法とは
管内カメラ調査とPCボールによる洗浄

■SCOPE工法の特徴

1.人体に無害なPCボール(軟質ウレタン樹脂製)を管に密着させ、摩擦力と水流による洗浄を行うので、異形口径、曲り、山越、伏越を含めて安全で強力な洗浄効果が得られます

2.既設消火栓・空気弁下の補修弁を利用するので土木工事不要(既設消火栓等が無い場合は、不断水割丁字管等を設置すれば洗浄可能)で

3.洗管前のカメラ調査で問題の場所と原因を特定し、洗管後のカメラ調査で洗管効果を目で確認できるので安心

4.洗管は1日1区間、断水は4時間以内

5.1日の最大洗管延長は2km(※断水時間・使用水量による)

6.挿入口径Ø75mmからØ200mmまで(Ø100からはØ400まで)最大本管口径はØ1,300mmまで洗管可能

SCOPE工法の施工手順

SCOPE工法は以下の“事前調査”と“洗管業務”と“事後検証報告”の3つの段階からなります。

 

SCOPE工法の洗管の仕組み

洗管対象管路は仕切弁にて区画し各区間内の戸別の止水栓を閉止いたします。ランチャー(消火栓や空気弁下のボール式補修弁などに設置)から投入したPCボールをキャッチャーで回収します。ボールの通過回数・硬度・外形寸法は現場の状況に応じて選択します。洗浄後の排泥は産業廃棄物として処理いたします。

SCOPE工法の洗管フロー図
SCOPE工法の洗管フロー図

 

■SCOPE工法ダイジェスト

洗浄前と洗浄後の映像

洗浄作業映像

■工法概要

□用途:送水管、配水管、導水管、工業用水、農業用水道など水道管の洗浄

□管種・管路:ダクタイル鋳鉄管、鋳鉄管、塩ビ管、配管用炭素鋼管(白管)、亜鉛メッキ鋼管など。曲管や伏せ越し通過数は制限なし、拡縮にも対応可能

□適用可能な口径:φ50~1000mmまで対応。φ300までなら補修弁からボール挿入可能

□洗管延長:最大延長2km程度。一日1~2区間を洗浄

□断水時間:概ね4時間以内

□PCボール:ウレタン樹脂製。管径より大きな径を使用。

□管内カメラ調査:不断水。掘削・切管工事不要。挿入箇所から最大100m(上流・下流とも)調査可能。石綿管以外の全管種に対応

■SCOPE工法の各種資料

詳細につきましては以下の資料をダウンロードし、ご覧になってください。

scope工法概要

漏水調査研修に参加いたしました。

技術職員の中西です。先日、日本漏水調査システム協会主催の漏水調査研修(平成29年4月5日・6日)に参加いたしました。当研修は最新の調査機器の操作体験や専門家による講義を受講することにより、調査員の技術向上や漏水防止への更なる理解を目指すものです。

今回会場となった研修施設(徳島市内)は漏水調査技術者の育成を目的として昨年開設されたものです。本施設の特徴としましては、施設内に実際の水道管路に用いられる素材で配管を施し、擬似的な漏水を発生させることで、実際の現場でしか経験できない漏水の特定を体験できることが挙げられます。管種や口径、漏水量、路面の状態も複数用意されており、さらに施設内の水管橋では超音波流量計の試用・調整が可能です。

研修室での講義の様子
研修室での講義の様子
漏水探知機による漏水箇所の特定
管種による漏水音の違いを音聴棒を用いて体験

さて、今回の研修内容ですが、まず「漏水防止概論」と題して現在の水道事業の概要や水道施設の維持管理、漏水調査の現状と課題についての講義がありました。ここでは漏水調査の必要性ついて要約します。

・なぜ漏水調査が必要なのか
水道水の損失は財政を圧迫し、水道料金の値上がりにつながることがある。
水圧低下による出水不良など日々の生活と直結している。
浸水、地上に出た水によるスリップ事故、地中の空洞化による道路の陥没などの二次災害や管路内の水質汚染の恐れ。

続いて漏水調査技術と調査機器についての解説があり、基本から機器の応用法まで学びました。調査範囲を絞っていく方法についての説明は、限られた時間の中で漏水箇所を発見する必要がある場合には有効であると納得しました。

2日目は屋外のトレーニングフィールドで実技研修が行われ、相関式漏水調査、トレーサーガス式漏水調査、漏水探知機、音聴棒を用いて漏水箇所の特定を行いました。特に戸別音聴訓練はフィールドに設置された止水栓・水道メータを複数の音聴棒で聴き、管種による漏水音の違いを体験できる貴重なものでした。

貯水タンクにおける電気分解による塩素の再生成について。

残留塩素の管理

水道水は法律の定める塩素濃度(0.1mg/l以上)を満たした安全な水です。しかし、私たちが利用する水道水はビルやマンションの受水槽で一度蓄えられる場合ほとんどです。ここで適正な管理がされていない場合、塩素濃度が低下し雑菌が侵入すると食中毒や伝染病の原因となることがあります。常に貯水タンクの水道水が入れ替わっていれば問題ありませんが、長期滞留や夏場の水温が上昇する場合は残留塩素が減少し基準を下回る懸念あります。塩素濃度が低下した場合には次亜塩素酸ソーダを貯水タンクに追加注入する方法がありますが薬品の品質管理や注入機器の維持管理、さらには過剰注入により発がん物質の消毒副生成物質の発生リスクが高まります。

山間部や離島部の水質管理

近年は高齢化や人口減少で地方における山間部や離島部で水道などの水質管理を行なう人手が不足しています。特に、船舶での運搬給水や、海底送水管で長距離給水を行なっている離島、複数の貯水池を経由している山間部の施設では水質の安定した水道水の供給が困難になってきております。

災害時の貯水タンク利用

一方で地震災害では、貯水タンクが給水拠点として活用されたことが報告されています。特に災害避難所に指定されている公共施設の貯水タンクは大きな役割を果たしました。また、災害発生時に手術用の水や人工透析用の水を確保する必要のある病院では、貯水タンクの増設・大規模化が進められています。ますます貯水タンクの水質管理が重要となってきます。

電気分解による残留塩素の再生成と管理

このような貯水タンクの水質管理において、電気分解による塩素生成の技術が、「水道事業の統合と施設の再構築に関する調査」(平成25年2月 厚生労働省健康局水道課)に取り上げられるなど、安全な水の管理のための新しい手段として注目されています。この技術は水道水に含まれている塩素イオンを利用して、消失した有効塩素を電気分解により再生成するというものです。この装置により残留塩素濃度の低下を予防し水質管理コストの低減と消毒副生成物質の発生を抑制するきめ細かい水質管理が可能になります。電気のみで飲料水の衛生管理が可能であるために災害時の利用が期待されています。

 


NATURISER ナチュライザー

販  売:株式会社トクスイ 徳島県徳島市川内町沖島84番地
製造販売:エヌエスシステム株式会社 大阪府吹田市江坂町1丁目12番40号

 

水道技術セミナーと阪神水道企業団 尼崎浄水場の視察に参加してきました。

技術営業の池田です。先日の1月16、17日の2日間の日程で兵庫県尼崎市で公益財団法人水道技術研究センター主催の技術セミナーに参加してきました。今回は第27回ということで「変化に対応した水道システムの構築」をテーマに 尼崎市中小企業センター でのセミナーと阪神水道企業団 尼崎浄水場の視察でした。

1月16日の水道技術セミナーでは最近の水道行政の動向から平成28年の熊本地震、阪神大震災の体験談など、興味深い内容ばかりでした。近年の水道事業を取り巻く状況は人口減少、水道料金収入減少、水道施設の老朽化、職員数の減少、さらには水道料金の原価割れなど厳しい状況になっており、特に小規模事業体はさらに深刻な状況にあるため、全国の22道府県で広域化に向けた検討が行われているとのことでした。

水道料金の国際比較
(図1)水道料金の国際比較(日本水道協会「水道統計(平成25年度)」「家庭料金/月10m3使用料金」より)
阪神水道企業団の尼崎浄水場
阪神水道企業団の尼崎浄水場(中央管理室)
オゾン発生器と高度処理水テイスティング
オゾン発生器と高度処理水テイスティング

セミナーでは水道料金で一部の事業者が原価割れをしており、持続可能な観点で適正な料金水準が望まれるとのことです。一般的に日本の水道は高品質かつ安価であるといわれており、(図1)のように日本の水道料金は他の国と比較すると平均値は、ニューヨークと同水準にあるものの、各国の主要都市と比較すると、比較的低水準になっていることが分かりました。

 

1月17日は阪神水道企業団の尼崎浄水場を見学に参りました。尼崎浄水場は、阪神地域における水需要の増加や淀川の原水の水質悪化などから、高度浄水処理技術の導入し更には耐震化施策を推進し、平成 17年より給水を始めた施設です。

高度浄水処理のオゾン処理においてはオゾンの強力な酸化作用を利用して、カビ臭や有機化学物質を分解します。オゾンは強力な消臭剤であり、残留オゾンを自動制御することにより、一定以上の消毒効果が期待できるとのことです。

尼崎浄水場では、より効果的なオゾン発生及び水質安定をめざし、酸素原料で高濃度オゾンを発生させ、下方注入式オゾン接触槽でオゾンを溶解・反応させる方式を採用しています。水に溶解しなかったオゾンは、排オゾン処理装置により酸素に還元し排気します。

浄水場内にあるピュアハウスで出来立ての高度処理水のテイスティングができました。

音聴が困難な場合はトレーサーガス式漏水調査

漏水調査は漏水音を探知して漏水位置を特定します。現場周辺の騒音が大きすぎる、漏水があるのだけど微量で漏水音が小さい、また地表が土・草むらで漏水探知機による調査が難しい場合はトレーサーガス式漏水調査を行います。 “音聴が困難な場合はトレーサーガス式漏水調査” の続きを読む

水道管内カメラ調査を実施いたしました。

給水管内視鏡カメラ調査状況
調査状況
給水管内視鏡カメラ調査 管内状況
管内状況

今回の管内カメラ調査は給水時に濁水が発生するために施設内の給水管の内面状態を確認いたしました。調査の結果、給水時の濁水は配管の施工時の問題による鉄錆の可能性がありました。

NH-40
不断水内視鏡装置 ルミナス(NH-40)

《水道管内不断水カメラ調査とは》

当社の水道管内不断水カメラ調査は既設の消火栓やサドル分水栓から不断水で、カメラを挿入します。この装置を用いることで、断水を行わずに、管路内の状態、濁質の発生、内面腐食状況などがリアルタイムの映像で調査できます。通常の通水状態で調査が可能であるために様々な状況で活用可能です

○水道管路内の濁質原因調査
○管体・異形管の内面状況把握
○消火栓等のT字管縦管部の腐食状況調査
○仕切弁開閉状況の確認
○工事施工後の検査 等々

《水道管内不断水カメラ調査の特徴》

本調査は大口径管の調査が可能であり、既存の地下式消火栓や空気弁下のボール式補修弁を介してカメラを挿入するので工事が不要です。

◎不断水で圧力下の管路内の状況が確認可能(耐水圧1.0Mpa)

◎広範囲の口径の管路調査が可能(対象口径Φ75~800㎜)

◎既存の地下式消火栓や空気弁下のボール式補修弁を介してカメラを挿入するので工事不要(要補修弁径Φ75㎜以上)

◎ボール式補修弁がない場合、サドル分水栓(Φ50㎜コア無)を取り付ければ調査可能

◎上流・下流側それぞれ約35mの調査が可能(現場・管内状況等により変動有)

 

徳島市内で漏水調査技術研修施設を開設しました。

 

漏水調査研修
漏水調査実技研修風景《機器説明》
漏水調査研修
漏水調査実技研修風景《音聴棒》

当社の所属する日本漏水調査システム協会(徳島市)が徳島市内に漏水調査技術者の育成を目的として漏水調査技術研修施設を開設いたしました。

日本の水道は高度成長期時代に布設した水道管の老朽化により維持管理が重要となっており、一方で民間企業、水道事業者ともにベテラン技術者の大量退職などにより水道技術の継承、育成などが喫緊の課題となっております。

特に漏水調査は地上からの発見が困難な地下に埋設された水道管からの漏水を探知するために、様々な電子機器や探査技術が必要となり、この様な機器の取扱や技術の習熟には長い経験が必要です。

今回開設した施設では実際の現場でしか経験できない漏水を擬似的に発生させて漏水特定の為の技術を習得することができます。

当施設は日本の民間企業、水道事業者の技術者の育成だけではなく、開発途上国の水道事業における無収水対策などの課題解決の為の技術協力にも取り組んでいきます。

 


漏水調査技術研修施設
トレーニングフィールド
漏水調査技術研修施設
研修室
漏水調査技術研修施設 配置図
漏水調査技術研修施設 配置図

《施設概要》

○運営:日本漏水調査システム協会
○場所:徳島市川内町平石若宮8番7
○総面積:トレーニングフィールド858㎥ 研修室30㎥(20名の研修が可能)
○配管:HIVP、SGP、SUS、PP・LPのφ13~75mm
○その他設備:消火栓、仕切弁、水道メーター、水管橋
○工法:漏水探知機による路面音聴、音聴棒、超音波流量測定、水圧測定、相関式漏水調査、監視型漏水調査、トレーサー式漏水調査、不断水管内カメラ調査など
○連絡:日本漏水調査システム協会 TEL 088-632-7525 FAX 088-632-1854

PipeStarsプロジェクトについて

(公財)水道技術研究センター “Pipe starsプロジェクト”ホームページより転載 http://www.pipe-stars.com/
(公財)水道技術研究センター “Pipe starsプロジェクト”ホームページより転載 http://www.pipe-stars.com/

日本の水道で拡張時代に埋設された多くの管路は、供用開始から40年以上が経過し、老朽化が進んできています。Pipe Stars プロジェクトとは(公財)水道技術研究センターが老朽化が進む管路に対し維持管理の適正化と管路更新の促進を図ることを目的として産官学共同で平成23年度から25年度の3年間取り組んだ研究プロジェクトです。
研究では将来にわたり良質な水道サービスを提供するためには、管路を適正なレベルで維持管理しつつ、計画的に更新していくことが重要としています。事故や苦情が発生してから対応する事後保全ではなく、「計画的な維持管理による未然予防」と「情報を活用した更新・耐震化による再発防止への取り組み」といった「予防保全型維持管理」を着実に行うことにより、利用者へのサービスが向上するとしています。
研究は以下の2分野になります。

予防保全型維持管理の重要性評価手法に関する研究

維持管理に関する評価手法を提案し、モデル地区の管網から維持管理に伴う費用を試算してその便益などの効果を検証しています。また「管路維持管理マニュアル作成の手引き」を作成しています。

水道管路の最新技術に関する研究

将来求められる水道管路の具体像について検討し、将来の水道管路の構築に必要な製品や工法を調査研究を実施しています。


Pipe Stars プロジェクト〈次世代水道管路に関する研究〉
公益財団法人水道技術研究センター