漏水対策は調査から監視へ

当社は主要配水幹線や老朽化により漏水の頻発する管路に漏水検知センサーを設置して定期的に巡回して漏水監視をしています。それにより漏水を早期に検知し断水事故や経済損失を削減することができます。

漏水対策の課題

漏水は配水流量計の夜間最低流量*の上昇などで担当者が発見します。そして巡回や流量分析等で漏水地区を推定します。そして、現地で漏水探知機などで音聴調査し漏水該当地点を特定します。この様な方法では漏水が大きくなり夜間最低流量が増加したときに漏水調査を実施するために漏水発見まで時間がかかります。また大口径の主要管路の場合は漏水時の路面陥没や断水リスクが大きくなります。

調査から監視へ

漏水監視の概念

漏水の監視は音圧センサーを搭載したロガーを消火栓・空気弁など水道管路の付帯設備へ設置します。一定の測定間隔に基づき、漏水の発生したときに出る音圧振動を記録します。ロガーに記録された音圧データは、月に一回程度の定期的な巡回により分析器へ無線で収集します。収集されたデータにより、しきい値に基づき漏水発生を表示し発生エリアを特定します。これにより継続的な漏水の監視を行い、管路の維持管理を効率的に行います。

管路音圧監視システム

 

*夜間最小流量:水道の使用量の最も少ない深夜時間帯の配水流量により地区の概算漏水量を把握する方法

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