プール循環配管での漏水調査を実施

プールの循環配管で漏水調査を実施しました。プールが1日20トンほど水位が低下し、プール水の循環配管内部での漏水の可能性がある為に依頼がありました。

トレーサー調査を実施

ヘリウム注入口及び止水プラグ
気密確保に風船型の止水プラグを使用して同バイパスからヘリウムを注入

漏水調査はプールの側部のろ過循環水の吸水口からポンプ手前の約50メートル程度でした。配管が塩化ビニル管で口径200mmでした。

プールの循環配管は水圧が低く漏水の噴出音が発生しないために漏水探知機を用いた音聴工法はできません。今回は配管内部にヘリウムガスを充填してトレーサー調査を採用しました。

気密確保に止水プラグ

トレーサー調査
ヘリウム検知器による探索

プールの吸入口に風船型プラグを挿入して気密を確保して、配管内部にヘリウムガスを充填しました。

ヘリウムガスが管路に充填されたのを確認後、ヘリウム検知器で配管の破損部分がら漏れ出すヘリウムガスを探索しました。

最終的にプールサイド近くで反応があり漏水箇所を特定しました。今回の漏水箇所は図面上で確認したところは配管継手の可能性があります。

漏水調査はトクスイに相談ください

今回は通常の音聴調査では難しい循環配管をトレーサーガスにより漏水を発見しました。漏水調査は熟練した技術者と特殊な探査機器により正確に特定が可能です。漏水にお困りであればトクスイに連絡相談ください。

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