10月9日(水)~11日(金)に神戸市で開催された令和6年度日本水道協会全国会議に、一般社団法人 全国水道管内カメラ調査協会(以下、管カメ協会)の理事として参加してまいりました。今回は、会議の様子や管カメ協会の活動内容をレポートします。
令和6年度日本水道協会全国会議とは?
日本水道協会全国会議は、全国の水道事業者や関係者が一堂に会する、水道業界最大のイベントです。
今回は、第105回総会、水道研究発表会、水道展、懇親会、視察など、様々なプログラムが開催されました。
- 第105回総会: 水道事業の現状と課題、今後の展望などが話し合われました。特に、老朽化対策、災害対策、人口減少への対応などが重要なテーマとして挙げられていました。
- 水道研究発表会: 全国各地の水道事業者や研究機関から、最新の研究成果や技術開発の動向が発表されました。AIを活用した漏水検知システムや、IoTを活用した水道メーターの遠隔検針システムなど、興味深い発表が多くありました。
- 水道展: 最新の水道技術や製品に関する展示が行われました。多くの企業がブースを出展し、活気のある展示会でした。
全国水道管内カメラ調査協会の活動 in 水道展
- 管カメ協会は、水道管内カメラ調査に特化した協会です。水道管内カメラ調査は、断水する事なく管路の劣化状況や破損箇所を正確に把握するために非常に重要な技術です。
- 今回の全国会議では、水道展にブースを出展し、多くの水道事業者の方々に、管内カメラ調査の重要性や最新技術について説明する機会を得ることができました。具体的には、
- 高画質・高機能な最新カメラの展示
- 調査事例の紹介
- AIにおける管内評価システムについて
- 管内カメラ調査のメリットの説明
などを行いました。
水道管内カメラ調査のメリット
- 断水せずに有圧状況で管内を調査することができる
- 目視では確認できない管内部の状態を把握できる
- 正確な劣化診断が可能
- 効率的な修繕計画の立案に役立つ
- 漏水事故の予防につながる
今後の展望
全国管内カメラ協会は、今後も水道管路の維持管理に貢献するため、積極的に活動していきます。具体的には、
- 水道管内カメラ調査の技術向上
- 水道事業者への情報提供
- 人材育成
などに力を入れていきます。
終わりに
今回の全国会議は、水道業界の現状と課題、そして未来への展望を共有する貴重な機会となりました。全国管内カメラ協会としても、水道事業の発展に貢献できるよう、尽力してまいります。
リンク
参考文献
- 「水道管内カメラ診断評価マニュアルを活用した水道管路の機能診断」國實誉治他、全国水道管内カメラ調査協会、東京都立大学、令和3年度全国会議 水道発表会、日本水道協会、PP326-327
- 「水道管内カメラ調査による評価認定制度の運用状況」國實誉治他 全国水道管内カメラ調査協会、東京都立大学大学院、東芝インフラシステムズ、令和6年度全国会議(水道発表会)、日本水道協会、PP456-457